人気ブログランキング | 話題のタグを見る

・午前4時のサバイバル


午前4時、小をもようし目が覚める。
まずは主人の携帯に電話。起きない。
次に家電に電話。やっと起きてくれた。
眠そうな面持ち、酔っ払ったような身体の動きで足元ふわふわしながらわたしのところまで歩いてくる。
そりゃそうよ。朝の4時にいい気持ちで寝てる最中無理やり起こされてのことなんだから。

でもわたしはトイレの時、まだ一人でパンツを下ろせない。

今は、ほぼそこだけ。
あとはなんとか、行けるかな・・・、という感じ。
ベッドに寝ている状態で身体を自力で起こす時、まずは膝の下に突っ込んであるクッション二つを外さなきゃいけない。
これが初っ端襲ってくる最大の山場。
自力でやる場合は、少しずつ少しずつ、クッションをずらしながら外していく。
クッションが外れたら上体を起こしながら、そのあとこれまた少しずつ少しずつ足をずらして、ベッドの下に降ろす。
そしたら足を踏ん張って(まだまだ手術してない左足にどうしても重心を置いてしまうけど、それ以上にベッドに取り付けてある手すりにつかまって手で踏ん張って、ほぼほぼ足で立つというより手で立っている)身体をベッドから車椅子へと移動させる。
そして狭い部屋の中を微妙に車椅子を動かしながら、トイレの入口まで行く。
そのあと車椅子の肘掛と便器周りに設置してある手すりを伝ってそれこそ身体を微妙に少しずつ動かしながら便器の前にスタンバイ。

そこからだ。ひとりでパンツを下げられない。足腰尻の筋肉が元々ない上に手術の痛みも加わって、そこだけはどうしても人の手を借りないとできない。
用をたしたあと立ちあがってパンツを上げる動作は、時間をかけてなんとか一人でできる。
上へ上げるより下へ降ろす方が筋力使うということだ。
そのあと車椅子への移動も車椅子の操作での室内移動も一人でできる。
なのでたった一つそこだけ、パンツを降ろす動作だけのために、人の手を借りることになる。
入院中はナースコールでナースに来てもらい、ナースの介助があるから安心して行われる一連の作業なのだが。

今は主人に頼るほか方法がない。
どんなにわたしがイライラしても、ムカムカして声を荒げたくなっても。
やってもらう立場な以上はそんなことは言ってられない。
   
最後に、
ありがとう。
の一言が精一杯だ。




そして主人に向こうの部屋に帰ってもらったあと一人になった時、
えも言われぬ焦燥感と絶望感と悔恨と寂寞が混ざり合った圧迫感に襲われ、必ずやってくる11月の左足の手術後のことを想像し、しばし呆然としてしまう。
涙さえちょちょ切れそうになるほどに。









by soranosoto | 2021-10-13 07:37 | ・余命宣告その後の日記 | Comments(1)
Commented by keepqueen at 2021-11-03 07:10
辛いね〜💦
これ読んで私も涙ちょちょ切れちゃうよ〜
名前
URL
削除用パスワード
<< ・電動ベッド搬入 ・忘れる才能 >>