先に書いた日記 音楽がテーマの映画 でも紹介した、 映画、オーケストラ! ![]() 見ました。 良かったです。 指揮者も団員もマネージャーも、総員61名、ロシアのボリショイ交響楽団という一流のオーケストラに成りすまし、 今をときめくフランス在住のスター女性バイオリニスト、アンヌ・マリー・ジャケをソリストに迎え、 たったの2週間後に、パリの名門「パリ・シャトレ座」で演奏してしまおうという、ぶっ飛び物語。 おもしろかった~。 指揮者のアンドレイは、30年前戦争によって楽団から追い出され、今はしがない清掃員をやらされている元天才指揮者。 団員達もみな、楽団を追われ今は音楽と関係ない様々な職業でやっと生計を立てている。 中には楽器はすでに売り払ってしまった人も。 そんな彼らがアンドレイの策略に乗って、ノリノリでパリへ。 かつての団員の招集、シャトレ座との様々な交渉。 60冊の偽造パスポート。 楽器や衣装、靴に至るまでの現地調達。 でもパリについたらもう、みんなてんでバラバラやりたい放題。パリを楽しむために出て行ってしまい連絡しても無視される始末。 たった一度のリハーサルにも来ない有様。 マネージャーにも別の目的が。 チェロ奏者のサーシャと共にてんてこ舞いに奔走する指揮者のアンドレイ。 せっかく共演をOKしてくれたソリストにもソッポを向かれ・・・ もう駄目だ。演奏は中止!というところまで追い込まれる。 そして、ラストにドスン!と来ました。 深すぎてどうにもならない30年前の事情が。 オーケストラは、この団員でなければならなかったし、 指揮は自分、アンドレイ、そして、 ソリストは、彼女でなければならなかったのだ。 とんでもない30年前のシーン続出。 そんなことがあっていいわけない。 でもあってしまった。30年前。 (離れ離れになってしまった父と娘の再会、じゃないですよ) 団員も、ソリストの彼女も、徐々に気づいていく。 音が、気づかせてくれる。 理解していく。 音で心が共鳴し、共有し、共存していく。 音で、一つになる。 最後の最後! いやー良かったですねーー。 しっかり泣かされました。 音楽家というだけで、命賭けた人達。 音楽家というだけで、命落とした人達。 何故かって、それは音楽が自分自信であるから。 そして自分にも音楽にも世界にも嘘がつけない、真摯で不器用、そして孤高の、正直者であるから。 でも死んだら何にもならない。 その通り。 それでも尚命を賭して、当時の体制に是と言わなかった人達。 追われた人達・・・。 (実際問題それで死んでしまったりしたら、残されたものはたまったもんじゃないと思いますけどね) そんなこんなを極めてカラっと、 ユーモアとドタバタたっぷりにして見せて、笑わせてくれて、 でも最後には来ましたねぇ。 笑えない、本当の理由が・・・。 オーケストラ! 原題 Le Concert 2009年 フランス あらすじ・解説 http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id335957/ 予告編 http://www.youtube.com/watch?v=jyxtWUsvBBM&feature=relmfu 公式サイト 予告動画あり http://orchestra.gaga.ne.jp/#/main 映画の中に流れてくる曲 モーツアルト ・ピアノ協奏曲第21番 チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲ニ長調 ・白鳥の湖 バッハ ・無伴奏チェロ組曲第1番 ・二つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043 ロッシーニ ・ウィリアム・テル シューマン ・夕べに ・なぜ ドビュッシー ・西風の見たもの パガニーニ ・24のカプリース作品1 ハチャトリアン ・剣の舞 マーラー ・交響曲第1番巨人 第3楽章 リムスキー=コルサコフ ・交響組曲シェラザード ラロ ・スペイン交響曲作品21 メンデルスゾーン ・ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64 演奏、良かったです。 抜群でした。 ソリスト役の女優さんの吹き替えとして実際にバイオリンを弾いている人は、Sarah Nemtanu サラ・ネムタヌ という女性で、 フランス国立管弦楽団 の主席ヴァイオリニストです。 ソリスト役の女優さん、サラに付いて半年、バイオリンの猛特訓したそうです。 カッコ良かったなー。 指揮者役の役者さんも、千枚以上のクラシックのCDを聞き、 三カ国三人の指揮者に付いて、何ヶ月も特訓したそうです。 役作りって、大変ですね。 サラの弾いてる映像、つべにあります。 Sarah Nemtanu で検索すれば出てきます。 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調をオケと共にの演奏や チャルダッシュや。他にもありますよ。 アマゾンにサラのCDあります。 Sarah Nemtanu CD Gypsic (ジプシー) 尚、コンチェルト(concerto)はイタリア語で、 "意志を合わせる" "協調する" から転じて、 "同意" "コンサート" の意味が。 この映画のタイトルの原題も "コンチェルト" です。 その言葉にこの映画の全ての意味が要約され、込められているんですね。
by soranosoto
| 2012-07-22 22:25
| ・ 映画、ドラマ
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Comments(12)
すばらしいレヴューです。上手いなぁ…。
この映画とても観たくなりました。 ご紹介のCD、amazonのお気に入りに入れておりました。 ジプシー好きの私としては。 まだ買っていないんですけどね。
こんにちは~。すごくおもしろそうなので、さっそくゲオに行ってみたけど、見つからなかった。ヤングハートもまだ。
でも、焦ることないね、ピックアップしておいて見つけたときに見てみようっと。
ジャンゴさん、
サラさん、ルーマニア系の方だそうですよ。 彼女の師事したバイオリニストも、ロマ系の奏法をする方だそうです。 名前、忘れちゃいました。どこかに書いてあったんですけど。 CD収録の彼女のチゴイネルワイゼン、凄いらしいですよ。 演奏もそうだし、アレンジも、半端ないみたいです。 でも、クセになるんだとか。 聴いてみたいですね!
miyuさん、
うん、すごく、おもしろかったです。 実際はあり得ないことばかりで、でもそこがまた笑えちゃう。 ラストは良かったよ~、もう感動!の合間にもユーモア入っちゃってるし、巧みな演出だなぁと。 この脚本、二人の人が書いていて、後から参加した人は、 どうしても自分にも書かせてほしいと頼み込んで、実際あっちこっち廻り歩いて、肌で感じた中から書き始めたんだって。 わたしはヤング・・・も、この映画も、ネットで見ちゃった。 いつものことだけど。
あ~!インターネットで映画!
その手があったこと、忘れてた~。 はやくおせ~て(涙
おもしろいね~。評論はいつもながら素晴らしい!
私も見たい! そういえば静岡の団員から私の復活を望まれてしまって困っているのだ。私はお金と自由の問題があって根が深いものがある。 なんか似てるのかな?? あと・・・私の気持ちも。私はやるなら本気のメンバーでやりたい。
miyuさん、
オーケストラ! はここで↓見ました。 http://freemovielib.blog47.fc2.com/blog-entry-3384.html ヤング・・・の方は、ちょっとわからない。 ショップのどこかには、あるかもね。
みもさん、
ブッ飛んでてね、とっても面白いよ。 いつかご覧あれ♪
aoさん!ありがと~!
すごい。gyaoにはないし、はて。と思ってたの。 こういう視聴もできるんだね。 今日は、じっくり見てみる。画面最大にしてね。
miyuさん、
無事見られたかなぁ・・・
すごく解説が良かった!
今音楽のテストしたらかなりの点がとれそうだね〜💖 しかし、好きこそ物の上手なれね!
KQちゃん、コメントありがとう~。
ビックリしたよー。 で思わず日記読み返しちゃった。 映画作ってる人達も、大変だろうなと思うけどね♫
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